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2022/11/16 17:35
こんにちは！
本日の新着商品は「ペリドット」です。
鮮やかな黄緑色とロマンの詰まったラインナップを集めました！
今回は黄緑色がとても鮮やかなペリドットが
たくさん入荷しましたので特におすすめのお品を
ご紹介させていただきます。
ペリドットは和名を橄欖石(かんらんせき)といいます。
鉱物名はオリビン（Olivine）といい、オリーブの実
の濃緑色をしていることから名付けられました。
突然ですが筆者は大学時代に地質学を専攻していました。
今夜ご紹介させていただくペリドットは、地質学を
少しでも学んだことのある方なら、地球上でも
主役級に存在感を放つ石としてロマンを感じる方
が多いはずです。
地表に穴を開け、深く掘り進めて60kmほど進んだ
地中深くのあたりでペリドットは形成されます。
この付近をマントルと呼んでいます。
※わかりやすい例でお伝えするとゆで卵の白身の部分です。
私たちが普段生活している地表を地殻（ちかく）と
呼び卵の殻にあたります。
ペリドットはマントルの上部の主要な構成鉱物で、
普段は地表深くにあるため、見ることができませんが
マグマの噴火によって地表に運ばれます。
ペリドットを主成分とする岩石をカンラン岩と呼びます。
わかりやすくお伝えするために姉妹ブランドの
premium stone galleryで人気の富士山溶岩を例に
ご説明させていただきます。
富士山溶岩のような黒い色をしたマグマが噴火
する際に地表深くのマントルから上昇してきます。
マグマは岩石が溶けて液体状になっていますが
マントルには結晶になったペリドットを主成分
とするカンラン岩が存在しマグマがカンラン岩を
取り込みながら地表に現れることがあります。
筆者も実際にこちらの富士山溶岩のブレスレットを
観察している時に、特徴的な気泡の穴の中に
鮮やかに黄緑色をしたペリドットを見つけたことがあります。
そのカンラン岩を見つけた地質学者たちは
非常に喜びます。
なぜなら人の手でたどり着くことができない
地中深くからやってきた地球の成分がまるで
タイムカプセルのように閉じ込められて運ばれて
きたからです。
ふつう、マグマが地表に噴出するまでに色々な
鉱物が結晶となってマグマから分離していきます。
元々はマントルの成分を全て含んだマグマであった
のに噴火して地表に出てくるまでに成分が変わって
しまうのです。
しかし、地中深くのマントルそのものである
カンラン岩を調査すれば、地球の内部の成分が
どのようになっているかを知ることができます。
それはとても興味深いもので、地質学では
ペリドットは主役級の存在なのです。
地球上でもとても興味深い宝石であるペリドット
ですが、宇宙からやってくる隕石にも
含まれることがあります。
私たちが住むこの地球が生まれた時の
名残である隕石からも発見されていて、
語り出すとロマンが止まらない魅力を
持っているのがペリドットです。
宝石としての美しさと、そのエピソード
に壮大な物語を感じるペリドットの
魅力に触れてみてくださいね。
今夜21時から販売開始致します。
ぜひチェックしてみてくださいね。
