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2025/06/07 11:53

こんにちは❗


宝石の世界には、ダイヤモンドやルビー、サファイアといったお馴染みの顔ぶれの他にも、
ひっそりと輝きを放つ「レアストーン」が数多く存在します。
今日ご紹介するのは、その中でも特にコレクターの心を掴んで離さない、
幻のような美しさを持つ宝石「ヴェイリネナイト(Vayrynenite)」です。


ヴェイリネナイトって どんな宝石?

ヴェイリネナイトは、1950年代にフィンランドで発見された、比較的新しい歴史を持つ宝石です。

その名は、発見に貢献したフィンランドの著名な鉱物学者、ヘイッキ・アラン・ヴェイリネン氏にちなんで名付けられました。


この宝石の最大の魅力は、なんといってもその唯一無二の色彩にあります。

淡いピンクからローズレッド、サーモンピンク、そして目を奪うようなオレンジピンクまで、

豊かなピンクのグラデーションを見せてくれます。


特に注目すべきは、「蛍光ペンのようなネオン感」と表現される鮮やかな輝きです。

これは単なる色の濃さだけでなく、石の内部から自ら発光しているかのような、

独特の生命感に満ちた輝きを指します。光の当たり方によって表情を変えるこのネオン感は、

まさにヴェイリネナイトでしか味わえない特別な美しさと言えるでしょう。


稀少性が生み出す「特別な価値」

ヴェイリネナイトが「幻の宝石」と呼ばれる所以は、その極めて高い稀少性にあります。

限られた産地: 主な産地はパキスタンやアフガニスタンなど、世界でもごく一部の地域に限られています。

発見地のフィンランドでも、宝石質の産出は非常に稀です。


少ない産出量と小粒な原石: そもそも産出量が圧倒的に少ない上に、ほとんどが小粒で、

美しい宝石質としてカットできる原石は本当にごく僅かしかありません。


インクルージョンの多さ: 原石には内包物(インクルージョン)が多い傾向があり、

透明度が高くクリアなルースはまさに奇跡的な出会いと言えます。


そのため、市場に流通するカットされたヴェイリネナイトのルースは驚くほど少なく、

0.5カラットを超えるものは滅多にお目にかかれません。

その稀少性ゆえに、なんとカラットあたりの価格がダイヤモンドを超えることも珍しくありません。

宝石愛好家の「コレクターズストーン」として、不動の地位を築いています。


出会えたら奇跡の宝石

ヴェイリネナイトは、単なる色石としてではなく、その極めて高い稀少性、

石の内部から湧き出るような独特のネオン感、

そして色彩の奥深さが複合的に作用し、見る人を魅了する「特別な美しさ」を持っています。

ヴェイリネナイトに出会う機会があれば、ぜひその唯一無二の輝きを間近でご覧ください。

その美しさと稀少性が、あなたにとって忘れられない体験となることでしょう。


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